【チラシ集客のポイント】
チラシ集客のポイントはさまざまありますが、以下は基本となります。
・会社の理念やこだわりを伝えているか
・商品の場合は、その稀少価値性や開発秘話・誕生物語などを伝えているか
・資料請求やお試しセットなど見込客を集める仕組みはできているか
・「あなたのファンがいる」という証拠となるお客様の声やユーザー実績などはあるか
・申し込み方法や来店場所などの記載は確実で、見やすく表示されているか
(地図、住所、電話番号、メールアドレス、URL、返信ハガキ等)
商品アピールではなく、本音のメッセージでアピール
チラシを差別化するには商品の魅力だけでなく、店員やお店のメッセージを訴求するという方法があります。
「緊急事態発生!!過剰在庫。お願いします。買ってください!」
など、正直に本音を伝えるメッセージは意外と共感を呼びます。
社長の理念を伝えるのも効果的
社長直々のメッセージというのも、会社の理念やポリシーを伝える上で効果的です。
たとえば「社長の一大決心」というタイトルで、映画監督の舞台挨拶のように、社長の本音や基本理念を伝える方法。
これらのチラシは一見、苦し紛れのように見えますが、狙いは人間性をアピールし、この先永くご愛顧いただくところにあります。
店員や社長の人間性が気に入ってもらえたら、めったなことでお客様は離れていきません。
繁盛店をつくるのはマーケティングですが、繁盛を継続させるのは人間性です。
普及商品をチラシの主役に
チラシのなかにはイメージ写真や女性モデル、高級商品を大きく載せたものがありますが、
プロに言わせるとこれらは自己満足チラシになってしまっています。
チラシは商品力をベースにするのがポイント。
商品力とはお客様が欲しがる商品、つまり集客に貢献する商品を指します。
繁盛している小売店が、チラシの半分以上に低単価の生活必需品、下グレード商品を載せているのはその為で、
チラシの主役はあくまで集客に貢献する商品であること。
売り上げや利益に直結する高単価商品は準主役であることがポイントです。
業績アップのステップは・客数⇒売り上げ⇒利益なのです。
安いという欲求を起こさせる方法
チラシの目的は集客、集客における不可欠な要素は「安さ」です。
但し、利益を削って安くすればいいというものではなく、大切なのは安そうに見える演出をすること。
売れるチラシは「安さ感の演出」が巧みです。
何千万円もするマンションでも「ご返済額は家賃並の月々○万円!」と大きく打ち出すことで、
そのマンションが安いような錯覚をもたらします。
価格を30%下げる場合でも「Tシャツフェア。2着買ったらもう1枚プレゼント!」 とすることで粗利が稼げ、
お客様に「お得感」を与えることができます。
ただ安直に値下げするのは「死に金」を使うようなものです。
安さ感を演出すれば、それは「生き金」になります。
レイアウトや色は、基本的に同じ切り口に
チラシの色・レイアウトなどは基本的に同じ切り口にすることが望ましいです。
その方が消費者に記憶されやすく、認知度が高まり、売り出しの反響にも繋がりやすいのです。
同じようなチラシをコンスタントに打つことで、反響は確実に上がっていきます。
楽しいチラシはウケがいい
「商いは笑いなり」の言葉があるように、商人たるもの笑いと愛嬌を絶やしてはいけません。
これは当然チラシにもあてはまり、チラシの読者は大半が女性である為、
なおさら笑いや愛嬌で喜ばせるほうがウケがよくなります。
チラシの色の決め方
チラシ印刷の色数には主に4色カラー、2色カラー、1色の3パターンがあります。
イメージを大切にする商品はなるべくカラーがよいです。
またオープンセールや創業祭など、ここ一番に打つチラシは、くっきりと目立つ黄と赤をふんだんに使うのがポイントです。
一方、普及率の高い商品や、生活必需品、低価格品などの通常チラシは2色や1色でも対応できます。
ただし、このようなチラシは無機質になりがちなので、コメントをたくさん盛り込んだり、手描きのタッチで温かみを出すなどの工夫が必要です。
いずれにしろ、一度、色を決めたら基本的にはその色で統一して打つようにしてください。
消費者は案外色覚的にチラシを記憶する為、その方が認知度や反応率が高くなります。
チラシの作り手とチラシの読み手の大きなギャップ
「まじめ・ありきたり・ゴチャゴチャ」こんなチラシは、捨てたくなります。
一方「面白そう・変わっている・シンプル」こんなチラシは、思わず見てしまいます。
チラシを作ると、自然に「まじめ・ありきたり・ゴチャゴチャ」になってしまいませんか?
それは、チラシの作り手と、読み手の思いが違うからです。
作り手側は、こう思います。
・多くの人に、変に思われないようにしよう。
・多くの人に、平均して読んでもらえるようにしよう。
・そして、山ほどの言いたいことを、スペースいっぱいに詰め込みます。
読み手側は、こう思います。
・何か、楽しそうなチラシないかな?
・何か、変わったチラシないかな?
・ゴチャゴチャしたチラシは、読むのも面倒だ。
そうして、作り手と読み手のニーズが、かち合わないチラシが出来上がります。
思わず手にするチラシとは、読み手側になって、遊び心で作ることです。
具体的には、
・タイトルを工夫する(シンプルで刺激的なタイトル)
・面白く、楽しいイラストを入れる
・内容に「メリハリ」をつける(大切なポイントは大きく、どうでもいい所は小さく)
人は、人の顔や姿・カタチ・表情・目線にココロ奪われる
一般的に、チラシに顔を出すのは恥ずかしいと、嫌がる人が多いです。
しかし、自分の顔が商売道具だと思えばなんてことはない。
自分の顔をいれ、熱いメッセージを伝えれば、とてもインパクトのあるチラシになる。
「よし、チラシに顔を入れようじゃないか!」といっても、写真はリアルすぎる場合も…。
その場合は、チラシに入れる顔はイラストがいいです。
それも、特徴を大げさにしたイラストがいいでしょう。
特徴を出した「おかしな顔」のほうが、親近感がわくのです。
お客さんが信用するか、しないかは、自分を相手にさらけ出すか、出さないかで決まってしまうのです。
だから「本音」で伝える、「見栄」をはらない、が良いのです。
チラシを作るとき、こう考えていませんか?
「お客さんに、よく思われたい」、「小さな店(会社)だと思われたくない」とか。
それが行き過ぎると、背伸びをしすぎてしまい、見栄を張った「偉そうなチラシ」が出来上がってしまうのです。
「偉そうなチラシ」では自己満足、反応は取れません。
だからこそ、手書きのチラシなどは、反響が取れやすいのです。
「でも、字が汚いからなー」と思われるかもしれませんが、ほんの一文でもいいから、
あなたの手書きメッセージを入れることで、人は共感するものです。
ワープロ書きだけの年賀状は、味気ないですよね。
それに、手書きの一文を加えるだけで、人は親近感や共感を得るものです。