≪チラシ見本付き≫ポスティング業者が教える、チラシを作成するときの5つのポイント

今回は「ポスティング用のチラシを作成する方」に向けた記事です。

ポスティングを行う時、まずはチラシを作成しないとポスティングできません。

チラシ自体は誰でも作成できますが、作り方にはポイントがあります。どんなにかっこいいオシャレなデザインでも、チラシ作りのポイントがおさえられていないものはたくさん存在します。そんなチラシは自己満足で、全く集客には結びつきません。逆に、チラシのデザインにオシャレさはなくても、集客ができているチラシもあります。

  • デザインはオシャレだけど集客につながらないチラシ
  • オシャレさはないけど集客につながるチラシ

あなたはどちらのチラシを作りたいですか?

今回は集客につながるチラシ作成の要点を5つご紹介します。

ちなみに、前回の記事「はじめてのポスティングでおさえておきたい3つのポイント」でもチラシ作成について書いています。あわせてご覧ください。

前回の記事:はじめてのポスティングでおさえておきたい3つのポイント

【ポスティングチラシ作成のコツ】

①ベネフィット

まずおさえておきたいのはチラシのベネフィットです。

ベネフィットとは「製品・サービスを利用することで得られる価値」のことです。つまり、“お客様のメリット”ですね。

そもそもですが、
ベネフィットを作る前にターゲットを明確にすることが一番大事な点です。ターゲットがずれていると、あなたが伝えたいことが何も伝わらなくなってしまうのです。

ターゲットを明確にしたら、次は、その人たちが求めるものを具体的に表現します。キャッチコピーも具体的に。漠然としたキャッチコピーは誰の心にも響きませんが具体的にすればするほど、ターゲットやターゲット以外の人たちにも響くようになるのです。

例えばエステの場合、

「キレイになりたいあなたへ」だとふわっとしていて具体性に欠けます。キレイになりたい人はたくさんいる=ターゲットがたくさんいる、だから選んだ言葉なのに、具体性がないと誰の心にも響かないんですね。

どんな「キレイになりたい」人なのか?
なぜキレイになりたいのか?など、ターゲットをしっかり絞って

「来年ご結婚される予定のきれいになりたいあなたへ」にします。すると、実際に来年結婚したい方は『自分のことだ!』と思えますし、ブライダルエステは必要がない方でも、『花嫁が使えるくらいなんだから相当自信があるんだろうな』と思い問い合わせてくる・・・という流れになるのです。

【ポスティングチラシ作成のコツ】

②エビデンス

ベネフィットが決まったら次はエビデンスです。

エビデンスとは、あまり聞きなれない言葉ですが、“お客様の声”というとわかりやすいかもしれません。証拠をはっきり提示して、商品・サービスを使った未来の自分を具体的にイメージさせましょう。

エビデンスの種類としては、以下の通りです。

・お客様の声

ユーザーの感想文を載せるパターンです。顔写真を掲載することでよりリアリティが増してイメージしやすくなります。

・実績

今までの実績です。「これまでに〇人を施術してきました」とか、実績の多さも腕の確かさを証明するエビデンスになります。

・写真を使ったビフォーアフター

エステサロンや美容系、リフォーム会社などで使われていますね。使用前と使用後でどう変わったのかをイメージさせます。

【ポスティングチラシ作成のコツ】

③アドバンテージ

エビデンスの次はアドバンテージです。

アドバンテージとは「優位性」、つまり「他社との差別化」のことです。差別化をしっかりさせることで、競合とは違うあなただけの独自性をアピールしましょう。

アドバンテージの出し方の種類としては、以下の通りです。

・地域NO1、業界NO1

地域や業界で一番というのは圧倒的なアドバンテージですね。

・驚きの低価格

工場直送など、他社よりも何らかの理由で安く販売できる環境があるなら、ぜひ書いてください。

・施術内容や技術のすごさ

一流ホテルと同じ内容の施術を使っているとか、特別な場所で修業をしてきたとか、技術面でも売りになります。

・あなたしかやっていないオンリーワンのサービス

わかりやすいアドバンテージがない時は、オンリーワンのサービスを作るのもひとつの手段です。

例えばブライダルエステサロンの例を挙げますと・・・

地域NO1でもなく、価格も普通、施術もこれといって特徴がないサロンだとします。
そういったサロンでオンリーワンのサービスを始める例としては、ウェディングドレス会社に提案を持ち掛け、『施術を受けた方はドレスを〇%オフ!』というキャンペーンを作てみることです。近隣他社がやっていなければ、これでオンリーワンのサービスが出来上がります。

時々、「うちは差別化できることなんてないよ・・・」といってる会社を見かけます。しかし、どの会社にも必ず差別化できる要素は眠っています。

差別化できないと嘆く方は、一度徹底的に!頭から血が出るくらい考えてみてください。他社は順調に差別化をしているようですが、どの会社も最初は苦しんで差別化の方法を考えてきています。本当になかったら差別化できるところを作るくらいの気持ちで取り組んでみてください。

【ポスティングチラシ作成のコツ】

④リスクリバーサル

アドバンテージの次はリスクリバーサルです。

リスクリバーサルとは「返金保証」です。返金保証に限らず、「お客さんのリスクをあなたが引き受けること」がリスクリバーサルにあたります。

お客様は、初めて購入するものに対してリスクを感じています。(特に経済的なリスク)つまり、リスクの負担がなくなれば、相当敷居が低くなり、気軽にお試し頂けるわけです。

リスクリバーサルの種類は以下の通りです。

・返金保証

「ご満足頂けなければ全額返金いたします」というような文言を見たことがあるかと思います。これがリスクリバーサルです。

・プライバシーポリシーなど信頼マーク

信頼できる会社だとアピールすることもリスクリバーサルです。業種やサービスにもよりますが、クレジットカード・フリーダイヤル・業界団体に加盟している事なども伝えておきましょう。

【ポスティングチラシ作成のコツ】

⑤オファー

最後はオファーです。

オファーは前回の記事でも書きましたが、相手にとってもらいたい行動を明確にするものです。チラシの最後に「今後とも当店をどうぞよろしくお願いいたします。」だけでは、何を伝えたいチラシなのかわかりませんよね。

オファーは、チラシを見た人にとってもらいたい行動を書きます。

例えば、

「今すぐHPへ」そして、そのあとにURLや検索キーワードやQRコードを表記。これでチラシを読んで興味を持った方はHPを観に行くでしょう。

または、

「今すぐお電話を」そして、そのあと電話番号(フリーダイヤルだと尚良し)を表記。これで興味を持った人は電話をかけてくるでしょう。

成功しているチラシの例

これまでにご紹介したポイントが上手に使われているチラシの例をご紹介します。

コチラのチラシは、そば打ち教室の案内のチラシです。そば打ち体験教室の案内ですが、興味のひかせ方からオファーまでの流れがとてもわかりやすいですよね。

こちらのチラシはハウスクリーニングのチラシです。

「ご入居の皆様へ」と書かれている下にマンション名を入れ、ターゲットを明確にしているチラシです。チラシを見た人は「マンション管理組合からの依頼では?」という気持ちになることでしょう。オファーまでの流れが上手で、入居者はすぐに問い合わせしてしまいそうなチラシになっています。

最後に、整体のチラシです。

整体院は地域密着、ターゲットを明確に、「〇〇(地域名)の方限定」とうたっています。ウラ面にお客様の声を入れたり、差別化のポイントを入れたり、リスクリバーサル(ご満足いただけなければ2倍ご返金!)を盛り込み、圧倒的な価格面でのオファーを入れているチラシです。そしてチラシの最後に電話番号を大きく掲載し、流れも出来ています。

わかりやすいオファーを入れただけで5倍以上の成約率が出ることもあります。成果がでないチラシでも、少し修正すれば成果が出るかもしれません。もしどこを直せばいいのかわからない場合はポスティング会社に相談してみるのも良いですね。

【チラシ作成のコツ】すべて抑えたからといって成果が出るとは断言できない

ちなみに、

全てのポイントを盛り込んだからと言って、必ず成果が出るわけではありません。

もし成果がでなかった場合は、それぞれの項目を微調整して、検証する必要があります。作成して結果が出なかったチラシをみて反省会議をしてみます。

オファーがわかりにくかった → 次はより魅力的な内容にしてみよう

エビデンスが伝わりにくい → 手書きにしてみよう

ベネフィットが独りよがり → ベネフィットをさらに具体的にしてみよう

など、改善点を挙げて修正・検証してみるのです。

検証する時は全部を変えたり、ゼロから作り直すことはしません。今回はオファーを直そうと決めたらオファーだけ、ベネフィットならベネフィットだけ、ひとつひとつ変えて、結果を見ていきます。

なぜ一気に全部直してしまうことがいけないのかというと、結局何がダメだったのかわからなくなってしまうからです。場合によっては、良かったところも変えてしまうこともあります。そうならないためにも、ひとつひとつを検証していくことが大事です。

ポスティングチラシ作成のコツ・まとめ

今回は、ポスティングチラシを作成するときのポイントについてご説明しました。

これまでの内容をまとめましたのでご覧ください。

【ポスティングチラシ作成のコツ】

まずターゲットを明確にすること。チラシを作る以前に必ず行っておきます。ターゲットがぶれていると全てのポイントがずれてしまい、集客につながらなくなってしまいます。

ベネフィット(お客様のメリット)

ターゲットに向けて、どのようにメリットがあるかお伝えします。

エビデンス(お客様の声、過去の実績)

ターゲットがイメージしやすいように、過去の実例を紹介します。

アドバンテージ(他社との差別化)

ターゲットが他社よりどこが良いのか気付けるようにします。

リスクリバーサル(返金保証)

ターゲットのリスクをあなたが引き受けてあげます。

オファー(お客様にとってもらいたい行動)

ターゲットがこのチラシを観終わったあと、何をしたらいいかをお伝えします。

※ただし、全部を盛り込む=成果ではない。

全部のポイントを入れると成果になる、というわけではない。ターゲットの心を動かせないと成果に繋がらない。
改善点を見つけて、ひとつひとつ検証してみる。一気に全部変えてしまうことはしない。どこが足を引っ張っていて、どこが良かったのかがわからなくなる。

ご覧頂いたように、すべては「ターゲット」ありきです。ターゲットに向けて、イメージしやすいように、わかりやすいように、負担を感じないように、何をしたら良いのか教えてあげる流れのチラシを作成するのです。

ポスティング初心者に向けていますが、すべてのポスティングをしたい方に該当する内容です。

ポスティング業者に依存するのではなく、チラシやポスティング業者をツールとして活用することが成功率を上げる最大のポイントです。

困った時はプロフェッショナルの力を借りて、理想の集客を手に入れてください。

エリアマーケットではポスティングの相談を受け付けています。

エリアマーケット株式会社

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