ポスティングに向いていない商品・サービスはなに?
今日は、ポスティングを行うなかで、「ポスティングに向いていない商品・サービス」についてお話しします。
ポスティングと相性の良い業種や属性があることは
前回の記事でご説明しました。
前回の記事:ポスティングと相性の良い商品・サービスはなに?
ポスティングは全ての商品・サービス・業種に向いている集客方法ではありません。
ピッタリ合うものもありますし、全く向いていないものもあります。
今回は、ポスティングに向いてない商品・サービスについてです。
では、どんな商品・サービスがポスティングに向いていないのでしょうか?
ご参考にしてください。
ポスティングに向いてない商品・サービス① 「普通の人」が興味を持たない商品・サービス
まずポスティングに向いていないのは、
「普通の人が興味を持たない商品・サービス」です。
ポスティングで需要があるのは、
「生活するうえで必要になる商品・サービス」です。
生活必需品とは、「生活するうえでどうしても必要になるもの」です。
なぜ生活するうえで必要になるものが
ポスティングに向いているといえるのでしょうか?
それは、
ポスティングをする時、配布エリアは「○○地区の〇丁目」といった、
住んでる人の住所で配布するエリアを決めているからです。
この範囲の中の人の趣味趣向は選べず、無作為に配布されます。
そのため、ポスティングは「誰にでも当てはまるもの」が向いていて、
一部の人のための商品・サービスには向いていないと言えるのです。
無作為に配布されても問題がない商品・サービスはポスティングに向いてますが、
人を選ぶ商品・サービスはポスティングに向いてません。
例えば、
美容院・ジム・デリバリーサービスなどは、多くの人が興味を持つ商品・サービスです。
ポスティングで効果があるのは、
こういった「生活必需品~生活をより良くする商品・サービス」の範囲。
「良い場所があったら行きたい」「良いサービスがあったら使いたい」と
なんとなく思っている人も多いような商品・サービスです。
ポスティングに向いていないのは、その反対の商品。
人を選ぶ、万人受けしない商品・サービスです。
例えば、天然石やアニメグッズなど、特定の人だけが欲しいニッチな商品・サービス。
当てはまる人には大きな需要が見込めますが、すべての人が欲しいわけではありません。
何となくほしいと思っている人が限られているということは、
ポスティングをしたとしても「消費が欲しい」「サービスを使いたい」と
心動かされる人もそれだけ少ないと言えます。
つまり、費用対効果に合わない可能性が高いのです。
普通の人が興味を持たない商品・サービスは、ポスティングに向いていません。
ポスティングに向いていない商品・サービス② 値段が高額、もしくは低価格すぎる商品・サービス
前回の記事で、
商品の全体的な購入金額がだいたい1~2万円くらいだったら
ポスティングに向いている、といいました。
つまりその反対の、
購入金額1~2万円を大きく下回ったり、上回るような商品・サービスは、
ポスティングに向いてないと言えます。
まず、1~2万円を下回った場合、
そもそもですが、 顧客単価とチラシ代・印刷代・ポスティング代との費用対効果が合いません。
費用対効果が合わないとなると、
売れても赤字だったり、微々たる売上だったり。
そんな状態だとしたらやる意味がありませんよね。
逆に、
商品の単価が圧倒的に高額の場合も向いていません。
なぜ高額商品がポスティングに向いていないのかというと、
チラシを手に取った方がなんとなく身構えてしまうからです。
「安すぎる」もしくは「高すぎる」という
金額の面で気になる場合は
既存客の購入金額を見て、ポスティングに向いているかどうかを判断しましょう。
もしくは、ポスティングがしやすいような価格設定がない場合は
作ってしまいましょう。
もし購入金額が高すぎるなと思った場合は、
気軽に遊びに行けるような価格帯の商品を用意し「敷居を下げる」ことや、
購入金額が安すぎる場合は、
セット販売でまとめて、購入金額を高くすることもできますね。
ポスティングに向いていない商品・サービス③ 通信販売をしている商品・サービス
通信販売の商品・サービスはポスティングに向いていません。
なぜかというと、
通信販売というのは日本全国どこでも対応できるのがウリだから。
それは日本全国に顧客になる候補がいる、
ポスティングのように特定のエリアに絞る必要がないからです。
日本全国が顧客対象という場合、
ポスティングのメリットである「近隣エリアにピンポイントに配布」という効果を
そんなに必要としていません。
通信販売は、宅配便が配達してくれるから
会社が近隣エリアにあるかどうかは顧客にとっては関係ないのです。
通信販売は、ポスティングより日本全国に流せるインターネット広告の方がおすすめです。
それは通信販売の持つメリットを日本全国に伝えられるからです。
インターネット広告は日本全国に大々的にポスティングをするよりも、はるかに安く済みます。
インターネット広告は年々広告費が上昇している傾向がありますが、
インターネット広告と同じ規模でポスティングするとしたら、
2倍以上の広告費の差があります。
ただ、
通信販売でも、会社の規模によってはポスティングを使っている会社もあるようです。
広告費の予算次第ですね。
ポスティングに向いていない商品・サービス④ プル型広告が向いている商品・サービス
ここまでお伝えした「ポスティングに向いてない商品・サービス」とは、
- 生活必需品でないニッチな商品・サービス
- 購入金額が安すぎたり高すぎる商品・サービス
- 通信販売
ということでした。
これらの商品・サービスは、
ポスティングの持つ「チラシを見た人に『なんかいいな』と思わせて気軽にアクションを取れる」効果を
活かせないため、ポスティングに向いていないと言えます。
誰もが「なんかいいな」と思えるような商品・サービスは、
ポスティングのような自分からアプローチする広告(=プッシュ型)が向いていますが、
誰もが「いいな」と思えない・欲しい人が限られてくる商品・サービスは、
消費者が自ら探して見つけるような手法(=プル型)が向いています。
ポスティングに向いていないプル型商品・サービスの場合、
- メルマガなどで顧客をファン化させられる
- ネット広告に強い
- ブランディングを工夫して満足度や購入金額を最大にする
など、プル型らしい販売戦略を取った方が費用対効果が良く持ち味を発揮できます。
ポスティングに向いていない商品・サービスのまとめ
今回は、
ポスティングに向いていない商品・サービスや業種をご紹介しました。
ポスティングに向いていない商品・サービスとは、
- 生活必需品ではない商品・サービス
- 購入金額が安すぎる、もしくは高すぎる商品・サービス
- 通信販売
- プル型広告
です。
もしあなたの会社が
ポスティングをしようか迷っているときは、
扱っている商品・サービスは、世の中の誰もが必要としている商品・サービスか?
ポスティングをした時に費用対効果が合っているか?
といった質問を投げかけてみるといいでしょう。
そして本当にポスティングに向いているか判断してみてください。
ポスティングのことで迷ったら、ポスティング業者に相談してみることも一つの手です。
本当に向いているのかどうか、どうすれば成果が出るのか、
ノウハウを持っているはずです。
エリアマーケットではポスティングの相談を受け付けています。

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