チラシの配布業者は数多く存在しています。
(インターネットで検索するといろいろな業者が出てきますよね)
ネットにはポスティング業者のHPがたくさんあり、
どこの業者も「新聞折込よりポスティングです」とうたってますが、
やり方によってはポスティングでも反響に繋がりません。
チラシを配ろうと思ったとき、
「今の自社はどういう配り方が一番反響に繋がるのだろう」 を考えること、
また、ポスティング業者を選ぶときは「どういう業者を選ぶと反響に繋がるのだろう」 を理解しておくことがとても大事です。
なので、まずはチラシ配りの方法について
基本的なメリットデメリットを知って
どういう業者に頼んだらいいのか学んでおきましょう。
チラシ配りの方法は、
- 新聞折込
- ポスティング
今はこの2つが主流です。
どちらもすでに説明不要かと思われますが、
新聞折込は「朝刊の間にチラシを挟む方法」
ポスティングは「ポストにチラシを投函する方法」
新聞折込とポスティングは、
- どちらもチラシの配布である
- 地域に根付いた配布である
- 配布単価が近い
という部分は似ていますが、
その効果はまったく違うものになります。
また、新聞折込とポスティングの他、
直接配布する方法(手渡し)や
チラシを配送する方法(ダイレクトメール)も
チラシ配りのやり方のひとつです。
それぞれに活用のメリットがありますのでまとめてみました。
どうやってチラシを配るか迷ったら参考にしてみてください。
新聞折込の特長
新聞折込の特長は、
「新聞を契約している家庭に必ず届く」
ということです。
新聞を購読しているのは、中高年層が中心。
そして、折込をチェックするのは女性、特に主婦層に偏る傾向もあります。
あなたのチラシが中高年の主婦層に向けているなら
新聞折込は有効な手段と言えますね。
効果が高いのは
スーパーや量販店、小売店のチラシだといわれています。
配布エリアは、新聞販売店の担当エリア。
「マンションだけに配布」のようなことは出来ませんが、
町単位での配布が可能です。
チラシの種類は、一般的な厚みのチラシとなります。
サンプルを付けたり、小冊子などは配布できません。
ご存知の通り、他のお店や会社のチラシと混ざって配布されることになります。
また、天候に強い部分もあります。
天候が悪くても必ず配布できます。
デメリットとしては、
ひとつは、新聞離れによる「購読率の低下」。
特に若者層は新聞を取らない、新聞はネットで読むなど、
新聞を取ってない可能性が高いでしょう。
また、配布先は選んだ新聞の契約者に限られます。
何社にもチラシを挟みたい場合はその分費用がかかります。
チラシの種類も限られてくるので、
封筒に入れるなどイレギュラーなチラシはできません。
もうひとつのデメリットは実は費用対効果が悪いことです。
配布単価は比較的お手頃(ポスティングより若干安い)ですが、
その分配布枚数が多く、反響率も高いとは言えません。
無駄が出やすく、結果としてコストがかかり、
「チラシで反響を出したい」と考えている場合、
新聞折込を使うのはなかなか難しいでしょう。
ポスティングの特長
ポスティングの特長は、
新聞折込よりエリアの設定が自由なことです。
配布スタッフが一軒一軒配布するので、
町単位、丁目単位での配布が可能です。
マンションだけ、戸建て住宅だけ、などの細かい指定も可能です。
ポストから取り出すとき、必ず目に止まるのもポスティングです。
無駄な配布がなく、新聞折込のように
他のチラシに埋もれることもありません。
もし、顧客リストがあるとしたら、
どの地域からお客様が来ているのかがわかれば
そのエリアに絞ってポスティングすることもできますね。
お客様が多く住むエリアに絞ってポスティングをするといった、
ピンポイントな広告をうつことができるんです。
ポスティングは新聞を購読していない家庭にも
配布することができます。
一人暮らしの若者層がターゲットの場合は、
明らかに、新聞折込よりもポスティングが有効ですね。
そして、
新聞折込には入れられないような厚みのあるチラシ、
サンプルの付いたチラシ、小冊子、カタログなど
郵便ポストに入るサイズでしたら何でも配布できます。
また、最近のポスティング業者は
激安をうたった業者ではなく、付加価値のある業者も多く存在しています。
付加価値のあるポスティング業者は、
ただのチラシ配りではなく、
マーケティング(ダイレクトマーケティング)に精通している業者です。
こういったマーケティング知識のある業者の場合、
マーケティング目線で見たチラシ配りのアドバイスができます。
データや根拠に基づいたロジカルな配布となるため、
より反響に繋がりやすくなることでしょう。
ポスティング業者を選ぶ時は
マーケティングに理解がある業者を選んだ方がお得です。
デメリットとしては、
新聞折込と比べると、配布単価はやや高い傾向があります。
配布スタッフがポストに投函するので、荒天時は配布ができません。
また、時々クレームになることもあります。
ポスティング業者のクレーム対応のフローをあらかじめ確認しておきましょう。
その他のチラシ配布の仕方
手配りのメリット
駅前などで見かける「ビラ配り」です。
「手渡し」「ハンディング」などともいわれますね。
一枚一枚をスタッフが手渡しで配布するので、
ポスティングに比べてさらに目に留まりやすくなります。
通行人に直接チラシを渡すため、
その場でどれだけチラシに興味を持たせられるか、が勝負です。
サンプリングの配布など、その場で興味を持たれそうなものを配布すると
圧倒的な効果を発揮します。
デメリットとしては、
新聞折込・ポスティングと比べて費用がかなり高くなることです。
あなたのところのスタッフに配布させることもできますが
その分仕事が滞ってしまいます。
配布スタッフの人件費の他、道路使用許可証も必要となります。
ダイレクトメールのメリット
もしすでに顧客の住所リストがある場合、
配布業者を使わず、ダイレクトメールでチラシを送付するのも手段のひとつです。
ポスティングで投函されたチラシに比べると
「あなたにお届けしています」
という印象が強く、興味を持たれやすいです。
配送するチラシも制限はありません。
ポスティングと同様に、チラシ、サンプルの付いたチラシ、小冊子、カタログなど
郵便ポストサイズを目安に何でも配布できます。
お得意様限定など、
お客様を選んで送れるのもメリットですね。
デメリットとしては、
配送する手間や配送料金がかかること、
顧客の住所リストがないと配送できないこと、
投函してからお届けまでに数日かかることです。
では、まず何から始めたらいいの?
このように
ポスティング、新聞折込、手配り、ダイレクトメールなど
チラシを配布する手段はたくさんあります。
では、一番最初のチラシ配布は
何から始めたらいいのでしょうか?
一般的に、
新聞折込は反響が出にくいと言われています。
配布枚数が多いわりに目に留まりにくい、
ターゲットを絞り切れず、
ターゲットじゃない層にも届いてしまうからです。
なので、
一番最初のチラシ配布は新聞折込は避けた方が良いでしょう。
他のやり方で反響が出るチラシでも
新聞折込だと反響がないこともあります。
- 新聞折込
- ポスティング
- 手配り
- ダイレクトメール
この中で費用対効果に優れていて、
顧客リストを持っていない段階でも反響を出せるのは「ポスティング」です。
理想的な流れはこうです。
まずはポスティングで反応を確かめる。
ここでダイレクトマーケティングに詳しいポスティング業者を選び、
集客のプロから見たアドバイスをもらいつつ、ポスティングをしてみる。
やってみて反響がなかった場合、
チラシの内容やエリア、タイミングを変えてみる。
反響があった場合、
このままポスティングで続けるか、
新聞折込で広範囲へのチラシ配布を試してみる。
このように、
最初は費用対効果の高いポスティングで安全に配布。
確実に反響を出せるようにしていきましょう。
まとめ
チラシを配布するといっても、
どうやってチラシを配布するか、
ある程度考えておく必要があります。
- 新聞折込
- ポスティング
- 手配り
- ダイレクトメール
それぞれのメリットデメリットや、向き不向きがあります。
チラシ配布の業者を選ぶときは、 あなたがどのような効果を期待してチラシを配布するのか、
まず目的を明確にして配布の仕方を選びましょう。
一番最初にチラシを配布することを考えているなら、
配布コストと反響の費用対効果が高いポスティングを
お試しされることをおススメします。
やってみて反響が出ない場合は、
チラシのデザインが原因の時もありますが、
配り方が原因でもあります。
ポスティング業者でも、ただ配布するだけの業者でなく
ダイレクトマーケティングに詳しいポスティング業者を選び、
マーケティングの知識を活用してください。
あなたのチラシに反響が出ることをお祈り申し上げます。