【設計が9割】ポスティングの効果を高める3つの対策とは?

はじめに

残念ながら、チラシを撒けば効果が出るという時代は10年ほど前に終わりました。「新聞折り込みチラシ」という、業界では鉄板の施策が効かなくなったためです。

iPhoneやiPadで新聞が読めるようになり、多くの方が新聞を取らなくなったことが大きな原因です(50歳以上の世代の方には未だに有効です)。

そこでポスティングに求められているのが、戦略・計画・運用の対策です。
この3つができていないとどんなにチラシを配っても効果が出ません。

この記事では効果的なポスティングのやり方をご紹介しますので、参考にしてください。

チラシの効果を最大限高めるには、戦略を練ることはとても大切なことです。具体的には、<どんな準備><どんな計画><どんな運用>をするかということです。

多くの優秀な経営者の方は、「まずやってみよう」と口癖のようにおっしゃいます。その姿勢はとても素晴らしいことですが、チラシにおいて「まず配ってみる」は、お金をドブに捨てるようなものです。

必ず、準備が必要になります。

①ターゲット選定

まず第一に決めなければならないのは、ターゲットです。

どこの誰に届けたいかを明確に決めなければ、ポスティングの効果は発揮されません。チラシの載せる商品やサービスを買って欲しい人にその情報を届ける、これが一番大切です。

地元の飲食店なら、地元住人に。塾のチラシなら、子どもが住んでいそうなファミリー世帯に。新築戸建てのチラシなら、賃貸に住んでいる人に。このように届けるターゲットのセグメントをします。

②もて【チラシ】とは?

次に必要なのが「もてチラシ」を作るということです。

弊社には「もてチラシ」「俺様チラシ」という考え方があります。失敗するチラシの多くは、「俺様チラシ」です。

この図は、「俺様チラシ」の典型的なパターンです。

・所狭しと、とにかく「俺スゲー」を盛り込む

・見た人に何をしてほしいかが、明確でない。

・自画自賛が多く、評価に客観性がない。

・制作費は安さ優先。社内制作も全然あり。

・もったいないからデザインは何度も使いまわす。

・目的は売り上げ増のみ。売れればそれでいい。

では、「もてチラシ」とは、どんなものを言うのでしょうか?

それは、チラシをお客様へのラブレターと捉えるところから始まります。見た人の悩みや要望に寄り添い、解決策の提案や幸せな未来へ導いてあげられる…そんなチラシが「もてチラシ」です。

戦略が見えてきたら、具体的な計画を立てていきましょう。

③成功するチラシはどんな計画で配布している?

計画というのは、<場所><時間>の2つの要素があります。

<場所>については①ターゲット選定の部分で少しお話ししました。もっと詳しくみていきましょう。

皆さんの住んでいる地域はどんなところですか?戸建が多く住宅街である、都心に近くてマンションが多い、商業施設が多い、など地域には属性があります。その属性をしっかり理解して配布するエリアを決めましょう。

また、ポスティングにはいくつかの配布方法があります。基本的にエリア内全てのポストに投函する「軒並み配布」や投函する物件を選ぶ「セグメント配布」などがあります。配布方法も大事な要素になってくるので、活用しましょう。

エリアの属性や、配布方法がよくわかならい場合はポスティング業者に相談することをおすすめします。ポスティング業者は日々、データを収集しておりエリアの属性を熟知しています。そのため、クライアントに合ったエリアと配布方法を提示することができ、費用対効果の高いものにできます。

次は<時間>についてです。

チラシを見てもらうためには、配布するタイミングも大切です。春夏秋冬は多くの方が気をつけていることだと思いますが、配布時間・曜日については盲点の方もいるはずです。
朝、昼、夕方、何曜日に配布すれば効果が最大限に高まるのでしょうか。

<配ると良い時間帯 >
ちょうど郵便受けを確認するタイミングを狙って配布することで、目にしてもらえる確率が上がります。
主婦向けのチラシなら買い物から戻ってくるお昼過ぎ、サラリーマンやOL向けのチラシなら仕事が終わって帰宅する夕方過ぎ、などを狙って配布するといいでしょう。

<配るべきでない時間>
逆に、避けた方がいい時間帯として、深夜が挙げられます。
たとえば女性一人暮らしの家に配布するとして、暗くなってから郵便受けの前でゴソゴソしていたら、怪しいないでしょうか?
不審に思われて通報される可能性もあります。
せっかく宣伝のためにチラシを配布しているのに、逆に心象が悪くなってしまったら元も子もありません。

④配布前に注意すべき点はしっかりと徹底すべき?!

・配布日数計画を立てること。

>まず、配布すべき枚数が増えれば増えるほど、完了までに時間がかかります。

1日に配れる枚数はエリアによってばらつきはありますが、大体300~900枚です。しかし、天候が悪い日は、配布を行わない方がよいでしょう。雨に濡れたチラシを投函してしますとクレームにつながるからです。

このようなことも考えながら、前もってポスティング計画を建てましょう。

・住人や管理人からのクレームが発生する可能性があること。

>お客様ご自身でポスティングを行いクレームになってしまうケースなどはよくある事です。こういったクレームの際にポスティングのプロであれば全て柔軟に対応することが出来ます。

詳しくはポスティングのよくあるクレームをご覧ください。

さて、ここまできたら実際に配っていきます。決めたエリアと日数で計画通りにいくように頑張りましょう。

しかし、ポスティングは配って終わりではありません。配った後の分析が重要です。配った枚数に対して、何人のお客様が来たのか、どれだけ問い合わせが増えたのか、これらの記録も取り、これからに役立てていきましょう。

⑤2回目のポスティングを取り組むにあったて反響率を上げるには?

ポスティングは1回でも効果はありますが、継続的に行うことでより効果の出る宣伝方法です。複数回配ることで、認知が高まり、「1回くらい行ってみるか」という行動に繋がりやすくなります。

さらに割引券などをつけることにより、お客様のアクションをおこすきっかけなります。

弊社の場合

例えば、1回のチラシ配りで5,000件の住宅へ配布すると仮定します。新規顧客の獲得を目的として、初回は効果が薄くなりやすいことを考えて0.2%を目標値に設定。

その場合「5,000×0.002=10」となり10人の新規顧客を目指します。
そしてもし10人以下の効果しか得られないのであれば、まだまだ改善の余地があるということです。たとえ達成していたとしても、より一層お客様を呼び込むために新たな施策などを検討します。

まとめ

ポスティングは手軽に試すことができるマーケティング手法ですが、ただし十分な効果を引き出すには押さえておくべきポイントがあります。

専門業者に頼む場合も、マーケティングの基本を押さえておくことで、最大限力を発揮する広告手法となるのです。

弊社エリアマーケットは信頼と実績のあるポスティング専門業者です。ポスティングでお困りの際には是非ご相談ください。

この記事が皆様のお役に立てたなら幸いです。