多くの人々が毎日ポストの中を確認して新聞や郵便、チラシなどを要るものと要らないものとで区別します。ポスティングの場合はポストに直接配布を行うのでどんなものでも必ず一度は見てもらうことができる確実な宣伝方法です。
自分で効率よくポスティングを行う際のコツや集客につながるポスティングのコツを知りたいですよね。特にできるだけ短時間でたくさんのチラシを配布したい、それでいてたくさんの反響を出したいですよね。
本記事では反響を出すために、ポスティング時のポイントをいくつか紹介していきたいと思います。
1.反響の出るポスティングをするためのコツ
反響の出るポスティングをするためには、大きく分けて2つのコツがあります。
“ポスティング準備のコツ”と“チラシ配布時のコツ”です。
ここではこの2つのコツをそれぞれ深堀りしていきたいと思います。
ここでご紹介していくコツを心がけて、効率よくポスティングを行っていきましょう!
2.ポスティング準備のコツ
2−1ターゲットを明確にする
ポスティングは地域住民に認知してもらうには適した広告であるのですが、ただ闇雲にチラシを配布しただけでは効果が得られにくいです。
まずは、自分たちのお客さんになってくれる人をしっかりと見定めます。これをセグメントと言います。
自分たちの強みを明確化して、来てほしいお客さんに向けてチラシを作成しなければなりません。そして、その来てほしいお客さんが住んでいるところにポスティングをすることが大切です。
2−2もてチラシを作る
ターゲットが決まったら、次はデザインです。「もてチラシ」とは弊社エリアマーケットで用いている反響の出やすいチラシのデザインのことです。
反対に「俺さまチラシ」というものがあり、これは自分のことを全面に押し出している独りよがりなチラシのことを指します。反響が出ないチラシは俺さまチラシの場合が多いです。
チラシはお客さまへのラブレターです。相手の立場に立って、思いやりの気持ちを持ってチラシのデザインを作成しましょう。もてチラシに興味を持った方は是非こちらをご覧ください。「顧客とあなたの恋活メソッド もてチラ」
2−3配布地域と部数を決める
配布する地域は特に大切です。自分たちが望むお客さんが住んでいない地域に配っても意味がありません。地域の住民属性データを照らし合わせてみましょう。
自店舗を構えている場合は周辺2km圏内の配布は必須です。
・不動産のチラシは富裕層が住んでいる地域
・塾のチラシはお子さんがファミリー世帯が住んでいる地域
弊社エリアマーケットでは希望エリアをチームスタッフで徹底分析いたします。意外な場所にターゲット層がいるかもしれない事実など、反響獲得のために最良のエリアと配布数、詳細情報を提案いたします。
2-4 事前にルートを確認する
効率良く配布するには、ルート決めが不可欠です。やみくもに配ってしまうと、体力も時間も無駄にしてしまいます。
事前に地図を見ながら、配布するルートを大まかに決めることが必要です。何度も同じ道を通るのは効率的ではありませんから、同じ道を通らないで多くの家を回れるようにルートを決めておくことが大切でしょう。
地図上で配布エリアを丁目や番地など区画ごとにマーカーなどで色分けして順番を決めることで、同じ道を複数回通ったり、同じポストに二重で投函したりといった無駄を防げます。
2-5 日時を定める
チラシは人によって手にとって見てもらえる時間が異なります。
会社から帰ってくるサラリーマン、お買い物から帰ってくる主婦、アルバイトから帰ってくる学生などと、帰ってくる時間が人によって遅かったり、早かったりすることがあるからです。
ポスティングは自社が提供するサービスにマッチしたターゲットがポストをよく見るタイミングで行うのが、1番ベストだといえます。
また、ポストに入っているものが、自分の配布したチラシだけとは限りません。ポストには様々なものが投函されます。ポスティングをしたチラシがポストの中で埋もれてしまう恐れがあります。
そのため、郵便物や新聞が配達される時間の後にポスティングを行うことをおすすめします。
2-6 なにで配布するかを決める
配布方法は徒歩・自転車・バイク・車などいくつかあります。その中で配布エリアに最も適した方法が大切です。都心など、住宅が密集していて歩き回る範囲が少ない場合は徒歩や自転車の方が効率的ですが、畑など広い土地があり一軒一軒の間隔が空いているなど移動が広範囲に渡る場合はバイクや車の方が便利です。
車やバイクを使うときは駐車するスペースが必要になってきます。ポスティングは夢中になってしまう作業になるので、路上駐車を長時間してしまうと駐禁をとられてしまいますので注意してください。
2-7 目標を決めてポスティングを行う
目標があるだけで、ポスティングの効率は上がります。
目標とは、具体的な数字のことです。
例えば、平均客単価を〇〇にする、ポスティングを始めてから来客数を〇〇人増やすといった、目標(ゴール)を定めることです。
ポスティングの反響率は、一般的0.1〜0.3%程度とされています。よって、反響率を図るには、チラシの反響数÷チラシの配布数×100で計算することができます。
例)10,000枚ポスティングをして、20人の反響数があった場合、
またそれだけではなく、このエリアではこれだけの枚数を配るなどと、枚数の目標を設定することも効率を上げるコツの一つです。 ポスティングは単純な作業な為、小さな目標があるだけでもモチベーション高く作業を行うことができます。
3.チラシ配布時のコツ
3-1 動きやすい服装やバッグを身に付ける
ポスティングは動きやすさが重要になっています。
長時間外で行う作業であるために、スーツなどのフォーマルな服装で行うと、周りの目はいいかもしれませんが、やはり動きやすい服装と比べ、疲労感が感じられることがあります。
そのため、ポスティングを行う際はジャージやTシャツといった動きやすい服装をすることをおすすめします。
また、多くのチラシを持って行う作業なので、バッグは必須アイテムといっても過言ではありません。片手でポスティングをするのは難易度が高いため、両手を自由に使えるリュックサックや斜めがけのバッグを身に付けると効率よくポスティングすることができます。
リュックサックの場合、重さを両肩に分散することができますが、背負う形になるため、チラシや周辺地域のマップを取り出しづらいことがあります。
反対に、斜めがけ場合、リュックサックのデメリットは解消されますが、肩や首を痛めてしまう恐れがあります。
3-2 入れ方を工夫する
住人がポストを見たときに一目で興味を引けるよう、チラシの目立つ面を表にして入れるのがポイントです。
ポスティングは “宣伝” のために行うので、チラシの反響がとても重要であり、内容が目につかないような入れ方をすると、たとえ興味があるチラシでも捨てられてしまうので、反響が少なくなります。目に留まりやすいように、目立つ面が上面に来るように意識しましょう。
3-3 集合住宅から配布する
ポスティングは一戸建て住宅より、マンションやアパートといった住宅密集エリアから配布するほうが、楽にたくさん配ることができます。
特に配り始めはチラシの重量があるため、移動距離が少なく大量にさばける団地やアパート、マンションなどの集合住宅が狙い目です。
4.ポスティングでの注意点
ポスティングは、数ある販促手法の中でもクレームが起きやすい方法です。不特定多数の方のポストにチラシを投函するため、中にはチラシが欲しくない方もいます。ポスティングを依頼、実施する際はその点を踏まえておきましょう
4-1 投函禁止の表示があるところには注意
マンションのポストや掲示板、戸建てのポストには、「チラシお断り」「チラシ類を無断で投函しないでください」といった注意書きが記載されているケースがあります。中には無断投函に対して罰金を請求することが書かれた貼り紙もあります。
このような貼り紙やステッカーが貼られている家やアパート・マンションのポストには、きちんと管理人の許可を得てからポスティングを行いましょう。
4-2 丁寧に投函する
丁寧に投函するという事は当たり前のことですが、配達員の人が急いでいて雑に投函してしまうとチラシがくしゃくしゃになってしまい、お客様に不快な思いを与えてしまいます。
既にポストがいっぱいなのに、無理やりポストに押し込んで入れるとチラシが折れ曲がってしまうので投函は控えておきましょう。
4-3 不法侵入しない
アパートやマンション、ビルの入り口に「関係者以外立ち入り禁止」と書かれている建物には入らないようにしましょう。注意書きがない場合でも、マンションには管理人がいるところもありますので、必ず許可を取ってから配布するようにしてください。
そもそも不法侵入とは、“正当な理由がなく”、無断で他人の住居や、看守されている邸宅などに侵入した場合に、住居侵入罪とされます。
よって、ポスティングを行うという「目的」があれば、不法侵入として扱われません。
(配布が目的と思われない、または配布中に別のことに気になって配布目的以外のことを実行すると不法侵入となる可能性があります。)
また、管理人の許可を得ることなく配布したり、不在だからといって無断で投函したりすると、建物の管理会社などからクレームが来る恐れがありますので、ご注意ください。
4-4 天候と時間帯に気を付ける
悪天候の日はポスティングを粉うのは控えましょう。雨や雪の日はチラシが濡れてしまいますし、濡れたチラシを投函すると既に入っている投函物まで濡れてしまいます。
また、強風の日にはチラシが風で飛ばされて散乱してしまうことがありますので、ポスティングは天気のいい日に行いましょう。
早朝や深夜は、昼間に比べて人目も少なく配布しやすい時間帯ですが、不審者と間違えられる可能性もあるので避けましょう。基本的には日中行うのが望ましいです。
4-5 チェックを入れながら作業をする
紙の厚さが薄いチラシのときや、指先がかじかんだり、乾燥して感覚が鈍る冬場、水に濡れたり湿気で紙がくっつきやすくなるときなどに、重複投函してしまう可能性が高いので注意しましょう。
重複投函の対策として、事前準備の段階で投函を行う日のチェックシートを作成しましょう。雨の日はチェックシートへの記載を忘れてしまう事が多いため、重複投函してしまいやすいので注意しましょう
ポスティングの注意点とクレーム対応などをさらに知りたい方は別の記事「ポスティングのよくある【クレーム5選とその対策】プロの業者との違い」で解説しているので、こちらをご覧ください。
【まとめ】効果的なポスティングを行うには
今回は効率よくポスティングを行うためにコツと注意点についてお話させていただきました。自分でポスティングを行うことで地域の特性が見えてくると思います。
逆に非常に手間がかかる、ポスティングにばかり時間を割くことができないという方もいらっしゃるかと思います。たくさんの枚数配るコツも紹介しましたが、ポスティングにおいて大切なのは高い反響率を得られるかです。
手間がかかる、高い反響率を得たいという方はプロの業者に依頼するのも一つの手だといえます。プロの業者は膨大な情報を蓄積させているので、そのエリアの特性を理解して反響率の高いポスティングを行うことができます。
・スペースが勿体無くて、目一杯言いたいことを盛り込んでしまう
・見た人になにをしてほしいかが明確でない
・自画自賛が多く、評価に客観性がない
・もったいないからデザインは何度も使い回す