今日は、ポスティングを「行った後」のお話をします。
ポスティングを行った後は、何をすればいいのでしょうか?
商品の充分な補充だけではありませんよ。
ポスティングは、チラシを配るための行動だと思っている方も
多いかもしれません。
そうとも言えますが、
実は宣伝活動以上の価値を見出せるのがポスティングです。
ポスティングをした後、「ある行動と対策」を取っておくことで
その後のビジネスが圧倒的に有利になり、次のポスティングが更に上手くいくんです。
その行動と対策は、
ポスティングを実際に行った後で、行うよりは
事前に準備をしておくことでより正確になるでしょう。
ポスティングが成功した場合、
もしかしたらあなたが思った以上にお客様が集まるかもしれません。
しかし、ちゃんとポスティング後の準備していないと、
お客様の対応に追われているうちにチャンスを逃してしまいます。
まずポスティングをする前に事前に
どう行動するのか考えておく必要があります。
何をしたら良いか、前もって把握し準備しておきましょう。
【ポスティング後の行動】 どこからお客様がやってきたのかチェックをしよう。
ポスティングをした後でまず必ず行うべき行動は、
「どこからお客様がやってきたのかを知る」ことです。
お客様が来た場所を知るには、
お客様から直接住所を聞くことが一番です。
「何をご覧になったのですか?」
「今日はどのあたりから来ましたか?」
というような簡単な情報を聞いてみてください。
軽い世間話として、
お客様が違和感を覚えない程度に聞いてみるだけで充分です。
また、
会員登録などの名目で住所を集めることもひとつです。
どこから来たのかを聞いたら、
メモを取って残しておきましょう。
ではなぜ、
お客様が来た場所をあなたが知る必要があるのでしょうか?
それは、
お客様がどこから来たのか情報をまとめていくで、
あなたの「商圏」を知ることが出来るからです。
では、「商圏」とはなんでしょうか?
商圏とは、
「商業施設が影響を及ぼす地理的な範囲」のことを言います。
言い方を変えれば、
「あなたのお客様となる方が多く暮らす地域」のことが商圏とも言えます。
ポスティングを行うことで、
広告効果だけではなく、お客様候補が多く暮らす地域までわかるのです。
商圏を知ることで何が良いのかというと、
どこにチラシを撒けばどれだけ集客できるのか
事前にある程度目安がたつことです。
事前に目安がたつことで、
次回以降のポスティングをする時に
「今回はこのくらいの売上が欲しいから、〇〇町一丁目エリアに〇部配布しよう」
とおおよその予測がたてられるのです。
商圏を分析するためにも、まずはお客様がどこから来たのか
チェックをしていくことが必須と言えます。
【商圏分析をするためのメモの取り方】
商圏分析のメモの取り方をご紹介します。
手書きで充分なので、まず簡単な表を作っておきましょう。
縦に日付、
横に近隣エリアの住所(〇〇町1丁目、2丁目・・・)を入れていきます。
ポスティング配布日までにチェック表を作っておきます。
ポスティング配布後、実際にお客様が来たら、
先ほどのように世間話から「どこから来ましたか?」と尋ねます。
特定するのは、どこの丁目から来たのか、までで充分です。
来たエリアがわかったら、表に正の字でカウントしていきます。
チェックはポスティングをした後、一週間~10日くらい続けてみてください。
そして、正の字が多く着いたエリアがあなたの商圏(強い商圏)、
逆に、正の字が少ないエリア、全くないエリアは弱い商圏となります。
ちなみに、
チェック表に書かなくても良いですが、
それぞれのエリアの統計情報も把握しておくと良いでしょう。
(商圏分析に必要な情報例)
- エリアの世帯数
- エリアの世帯人数
- 年齢分布
- 所得分布
エリアごとの世帯の傾向を知っておくと、
強い商圏・弱い商圏は、どんな人が住んでいるのかわかります。
例えば、単身世帯が多いエリアが強い商圏だったら
単身世帯向けのチラシを作ってみることもできます。
このように今後ポスティングをする時の配布方法や
チラシのレイアウトにも活かすことができます。
これを機に、近隣エリアの傾向を掴んでおきましょう。
(ちなみに、エリアの統計情報はポスティング会社が保有していることも多いです。
聞いてみてくださいね。)
【ポスティング後の対策】 商圏分析をして戦略的に競合に勝とう。
先ほどはポスティング後に行う行動についてでした。
次は、ポスティング後にとる対策です。
お客様からどこから来たのかを聞き、
どのエリアにお客様が多く住んでいるのか、あなたの商圏がどこなのか、
お客様との会話と先ほどの表で把握することが出来ました。
商圏を把握できたら、
次は、競合他社に勝つための戦略をたてることができます。
例えば、先ほどの商圏分析の表。
強い商圏と弱い商圏が一目でわかるはずです。
あなたのお店・会社の近隣~足を運びやすいエリアは強い商圏。
チェック表の正の字が多く着いているエリアです。
物理的に遠いエリア、交通の関係で近くても足を運びにくいエリア、
競合他社が力を持っているエリアは弱い商圏となりやすいです。
正の字が少ない、または全くないエリアです。
強い商圏に関しては、
今回のようにチラシを撒けばお客様が自然とやってくるため、
今のところ通常の内容のチラシで充分に効果が出るといえます。
逆に、弱い商圏に関しては、
通常のチラシでは効果が弱い・または、効果がないエリアです。
もしかしたら「競合他社が強い商圏」なのかもしれません。
少なくとも通常のチラシだけでは集まらない商圏と言えます。
このような場合、
ちょっとでもあなたのお店・会社へ行ってみたくなるように
「〇〇町3丁目限定クーポン」など、
チラシに地域限定クーポン券をつけることで差別化を図ります。
また、
先ほども言いましたがエリアごとの特徴がある場合は
特徴に沿ったチラシや配布方法を選ぶことで
精度を上げる工夫が取れます。
少しでもお客様がアクションを取りやすくなるよう戦略を立てることで、
弱い商圏を徐々に強く、強い商圏をより手堅くすることができるでしょう。
ポスティングをした後で取る行動と対策・まとめ
今回はポスティングをした後で取る行動と対策について書きました。
ポスティングは、
配布する前のチラシの準備や配布の仕方も大事ですが、
配布して業者の手を離れた後、
あなたが取る行動と対策もとても意味があります。
ポスティングをした後は、
- どこからお客様がやって来たのかチェックすること
- チェックしたら表にしておくこと
- どのエリア「強い商圏」か「弱い商圏」か、把握すること
- 商圏を分析して、戦略的に競合に勝つこと
を行っていきます。
配布後の行動と対策をしっかりとることで、
次回以降のポスティングの精度が上がるからです。
実際、上手くポスティングが出来ている企業は、
このようにコツコツと商圏を分析し続けています。
ポスティングをするということは、ただ広告を出すだけではありません。
ポスティングは広告を出すという効果以外にも
いろいろな活用の仕方ができます。
「どういう広告が当たるのか」と広告自体の分析をすることもできますし、
あなたの商圏を捉えることもポスティングをする意味のひとつです。
商圏を知ることでビジネスがとてもやりやすくなるはず。
ぜひ、戦略的なポスティングをおこなってください。
ちなみに、
商圏分析については、ポスティング会社でも、データが保有されていることもあります。
お気軽にポスティング会社に相談してみてください。
エリアマーケットではポスティングの相談を受け付けています。
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